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小林宏明 × 永戸鉄也 × マイク・クベック 対談

2009/01/11



現在、各方面で活躍を広げ8月にはトーキョーツアー2008と称し、都内3カ所での個展の開催を控える気鋭の実力派アートディレクター、永戸鉄也。昨年9月、 6000人の動員を記録した野外フェスティバルSense of Wonderを主催する新時代 のオーガナイザー、小林宏明。2人とも親交の厚いSuperDeluxeプロデューサー、マイク・クベック。今回のSuperDeluxeインタビューシリーズは夏休み特大版と称して、この三者によるスペシャルな対談をお届けします。インタビュー形式で進行したこの対談では、この夏開催される野外フェスティバル Sense of Wonder 2008、都内3カ所同時開催の永戸鉄也トーキョーツアー、8/28(木) SuperDeluxeにて開催されるLive イベント「永戸鉄也 flat session」を基調として、幅広い内容を含んだものとなっています。明確な表現力に満ちた教養溢れる言動。真摯な姿勢で自分たちの世界を追求し続ける3人による10000字を越える充実の対談を是非ともご堪能下さい。





SDLX: 小林さんにお尋ねします。今年もSense of Wonder、9/13, 9/14の2日間の開催が決定していて、「ボクラハ イツモ マタ アラタ」というとても印象的なフレーズを掲げていらっしゃいますよね。一言では難しいかもしれないんです が、今年はどのようなイベントを目指していますか?
小林: 「ボクラハ イツモ マタ アラタ」というキャッチコピーは 2回目だから といって、去年のSense of Wonderをそのまんま同じものを繰り返すってことではなく、良いところは引き継ぎつつ、でもやっぱり、まったく新しいイベントを表現したいし、常に僕らは日々新しく生まれ変わっているという思いもこめて考 えたキャッチコピーです。ですから、去年とはまた違うSense of Wonderの顔と去年のイベントが持っていた言葉では言い表せない空気感は継続して残せたら良いと思っています。去年の良いところは残しつつ、フレッシュなものにしたいという事は考えていますね。





SDLX: 音楽、アートを中心としたアーティストのラインナップもさることながら、昨年に引き続き出店エリアが充実していると言う事ですが?
小林: そうですね。去年に引き続き、出店も含めてのフェスティバルなので、こだわりたい所ではありますよね!やっぱりおいしいもの食べてもらいたいですし。
永戸: 食べ物おいしかったですよね。かなりレベル高かったと思います!
マイク: おいしかったですね。
永戸: ガラス細工などの出店も充実していてガラス細工を購入しました。
小林: 良いものを揃えて、お客さんの購買意欲をあおりたいっていうのは正直なところではあるんですよね。大きいフェスティバルくらいにお金を使って欲しいです。お金を使った量ってお客さんの満足度だと思うんですよね。
永戸: 食べ物以外の消費って、本当に満足度ですね。
マイク: そういうところで買ったものは後々思い出としても残りますしね。僕も一回目の朝霧ジャムで買ったスリッパは今でも家で履いてます。変わったものなんですが(笑)
小林: 出店の数なんかもアースデーと変わらないくらい出店すると思いますよ。
マイク: 昨年のSense of Wonderはお店自体にそれぞれ特徴があって、色々な面白い物が並んでるお店が多かったですね。
SDLX: 今年も出店の内容は凝ったものになりそうですか?
小林: そうですね!でも、やっぱり、イチバンには食事を充実させたいですね。
SDLX: 野外でおいしいものを食べるって、もうこれ以上ない喜びですよね!
小林: 注目してるのが、大阪の人なんですが豆乳鍋ですごく有名な人が出店してくれる予定なんですね。もう大阪では何十年もやってる人で。会場の夜はどうしても寒くなるので、豆乳鍋とか良いかなと思ってます。ダシがすごいんですね! ホントにおいしいです。
SDLX: 普通のフェスだと、そういう人ってあんまり出店したりはしないんですか?
小林: なかなか難しいんですよね。そういう店舗は(フェスでの出店に関しては) 経験もないわけですし。今回は2日間だから、口コミもあると良いなと考えてますね。一日目食べて、二日目に行列が出来てるような。
マイク: 行列で並んでても、音楽は聞こえますしね。楽しいですよね。
SDLX: 今回のSense of Wonderでは、アートディレクターの永戸鉄也さんがフライヤー、ポスター含め、メインイメージの一つを担当されているようですが?
小林: あんまりSense of Wonderだからこのカラーでというのは特定できないと 言いますか、人それぞれ、Sense of Wonderに対して持ってるイメージが違うと 思うんですね。OBNのスタッフ内でも違いますし。色々なアーティストにSense of Wonderというものを描いてもらって、当日を迎えることになります。それで当日は当日で様々なジャンルのアーティストが集まって来て、それは音楽だけじゃなくてスポーツもあってポエトリーリーディングやインスタレーションもあるのですが、僕としては、その様々なアーティストの方々にそれぞれのSense of Wonderというものをイメージして自分なりのパフォーマンスを披露して欲しいと考えてますね。僕はその結果、どんなものが出てきても良いと思っています。
マイク: この永戸さんが作ったフライヤーをみていても、おもちゃ箱をひっくり返したみたいに楽しいものがいっぱい入ってて、普段はなかなか一緒にならないような出演者やジャンルで、かなり他のフェスに比べても変わった組み合わせになってますよね!永戸さんのフライヤーもそういうブッキングを上手に表現していると思いますし。普通フェスってもっとジャンルやカラーが1色に限定されてますよね。ロックだったりとか、先鋭的なダンスミュージックだったりとか?
SDLX: Sense of Wonderの出演者はバラエティ豊かですよね。
小林: でも、僕の中ではバラエティ豊かって事を狙っているわけではなく、スマートなものだと思ってるんですね。それは実際に会場に来てみないとわからない事かもしれないのですが。敷地自体もそんなに広くないし、言葉で説明しなくても空気でそこにルールが生まれてるのを感じてもらえると思います。頭で考えるより是非(会場で)感じてほしいですね。





マイク: 去年 Sense of Wonderに行ってみて思ったのは、会場の広さがちょうど良いので、すぐにあちこちにいけるんですよね。それは楽しかったですね!
小林: 僕は会場があまり広すぎると、マップを見ていて情報が先行してしまい、体が動く前に頭や目でおなか一杯な感じになってしまう事が多いんですよね。それだとあんまり面白くないと思って。だからSense of Wonderは色々な店舗、パ フォーマンス、ステージを空気で伝えていけるようなレイアウトを考えてますね。
マイク: サイズがちょうど良いんですよね。
SDLX: Sense of Wonderを開催するにあたって、事前にそのサイズ感は意識して いたのですか?
小林: 意識してましたね。それは会場を山中湖きららに決めた時点で意識していたんですよね。
マイク: 良い場所ですよね。
小林: (Sense of Wonderを)開催した要因は場所がイチバンですね!あそこがなかったら、(開催に)踏み出していなかったと思います。会場も整地されているし、気軽に行ける野外フェスにしたかったもので。
SDLX: 山梨、都会からも近いですしね。
小林: そうなんですよ。でも、(会場の)すぐ後ろには、湖と富士山があって自然も感じられるし。サイズ感も良いし。やっぱり山中湖きららの存在が(開催に)踏み出した理由としてはイチバン大きかったですね。



Sense of Wonder 2008 Flyer Design By Nagato Tetsuya

ポスターにはアーティストの名前が一面に散りばめられている(第2段発表まで)



SDLX: 永戸さんにお尋ねします。フライヤーやポスターのSense of Wonder 2008 のメインイメージの一つとも呼べるアートワークでも腕をふるっていらっしゃいます。この黄色のバックに様々なコラージュの並ぶデザイン、とても評判がいいんですよね。コラージュでデザインを構築するという技法は永戸さんの得意な手法の一つだとも思うのですが、制作にあたってなにか特別に考えた事ってありますか?
永戸: 昨年、Sense of Wonderに出演も兼ねて行ったときに、お客さんがそれぞれ好きなように楽しんでいるという印象があったんです。それまで、レイブなんかにも昔はよく遊びに行っていたのですが、これまでのフェスやレイヴなどとは違う楽しみ方がはじまってると感じました。みんなで一つの事に向かっているわけじゃないから、そういうことをイメージしたものに(自分のデザインしたフライヤーを)したいなと考えました。それと、もうひとつは、僕は快楽で現実を忘れていこう!という様なパーティは、よくないとちょっと思ってますからデザインの中に希望とか、毒とか、意味あいとして深くとれる素材を色々と配置したんですね。
小林: そういうことですか!
SDLX: 漢字の一文字も印象深いですよね。
永戸: そうなんですよ。ハッピーだけじゃなくて。(フライヤーの絵を見ながら) 例えば、このボタンとかなんのボタンなのかわからないけど、もしかしたら、危ないかもしれないです。(笑)(フライヤーの絵を見ながら) これは原始のマークです。
SDLX: うわ〜!すごいですね
永戸: だから、僕はただ、フェスティバルに遊びに行って楽しいという事だけではなく、現実のことをしっかり把握しながら、楽しんでいくというか、現実の自分の日常生活で生かせるモノを見つけていく事が大事だと感じているんです。
マイク: 注意してみるとシリアスなことも含まれていますけど、パッと(フライヤーを)一見した時は表現が楽しいですよね。
永戸: やっぱり楽しいという事は重要ですから。でも、やっぱり、それだけじゃないよ!って部分もないと奥行きも出てこないと思うんです。
SDLX: このフライヤーのコラージュ素材のセレクションにはそういったメッセー ジのようなものもこめられてセレクトされているんですか?
永戸: こめていますよ!自分の中で、だけですが、、(笑) そうする事によって、読む人は深読みするし、このデザインはポスターだと出演者の名前がこうポスター一面に配置されてるんですが、なんでこの人の名前がココに配置されてるのか?というのも僕の中では明確ではないけれど地図のような感じであるんです。
SDLX: それはスゴイですね!
小林: それは僕もなんとなくあるんじゃなのかな?と思ってましたね。ランドセルの下に高橋歩さんの名前がすごくあってますよね。
SDLX: ポスターも見ないとダメですね!
永戸: ポスターも見てください。



Sense of Wonderの話題が一段落したとき、ふと、小林宏明さんがフェスティバ ルの現状についてふと、口をひらく。
小林: 今、フェスティバルのあり方ってクサイものに蓋というか、現実逃避の場所として存在してる部分がありますね。そうではないフェスって少ない気がするのですが?
永戸: 少ないですよね。現実逃避、ストレス発散としてフェスに遊びいくということも良いかもしれない。ただそこで得た何かを日常生活に活かせる事ができるならばさらに良いのではないでしょうか。行ったキリでは広がらないですね。
小林: そうですね。
マイク: パワーもらってきて利用したりしないとダメですよね。
永戸: そうなんです。フェスに行って、コミューン作ってそっち側で価値観作って、その価値観だけを共有してやっていくことは過去に結果が出ていると思います。
そういうやり方では無く、フェスではトリップして、現実に戻ったとき、現実のみんなの立ち位置でそこで体験したものを生かすための場所や方法としてフェス が存在するなら良いと思うんですが。
小林: そういう意味ではSense of Wonderみたいなこんなハードコアなイベントないですよね。キビしいですから!(笑) 現実を見せられますしね。
永戸: (小林さんの) 真面目さが良いんですよね。なんかこうもし、小林さんが 何かノリだけでやっていたら、関わらなかったと思います。
マイク: そうだったら(Sense of Wonderが)ここまでのものにはならないと思いますよ。
小林: でも、スタートはノリノリじゃないと全然走り出せないんですよ。 勇気がないと。例えるならボブスレーみたいなものなんですよね。あのすごく、スピードのでる競技。あれは最初走り出すまですごく勇気がいるんですよね。でも走り出してからは、もうなげやりだったら、死んじゃうじゃないですか?
永戸: 死んじゃいますよね。
小林: 走り出した後は、どうやってあのカーブ曲がるのか?っていうのをずっと張り詰めた緊張感の中、考えている感覚なんですよねフェスの運営も。もう走り出しているのでずっと舵握ってる感覚なんですよね。結構寝てる最中にうなされ て起きたりもするんですよ。未だに。去年よりは少なくなったんですが。。
永戸: わかりますね。それは。
小林: でもそれくらい緊張感のある日々を送れているっていうのは、なかなか無いことですからね。毎日充実してると思います。
SDLX: 今年は去年より地に足をつけて運営できていますか?
小林: そうですね。でも、マイクさんもそうだと思うのですが、僕も去年ストレ スで少し体壊してしまって。
マイク: 切り替えつまり、ON/OFFが出来るかってことが重要ですよね。後、寝ることと食べること。一日一時間でも、何もしてない時間があるかどうか?っていうのは重要だと思います。夏は良いんですよ。僕の場合は家の近くに野外プール があるからそこで一時間泳ぐだけで、全然気分が違うんですよね。
小林: 僕もスポーツちょっと始めようかなって最近思ってて。永戸さんも走って ますよね。スポーツやらなきゃだめだなって思ってます。



永戸鉄也 トーキョーツアー2008 会場1

Tone karma (コラージュ展) 8/19〜9/3 リトルモア地下にて



SDLX: 永戸さんはいかがですか?マラソンがライフワークで、東京マラソンも完走されてますし、マラソンが創作活動に与える影響ってありますか?
永戸: ありますよ。すごく良いんですよ!あるデザイナーの方に薦めたのですが、「すごいものを教えてもらっちゃった」って言ってました。ホントにすごいんですよマラソンは!
SDLX: あえて言葉で表現してもらうとどのような感じですごいんですか?
永戸: 言葉にすると青春なんですよ。マラソンすると、日常にまた青春が戻ってくるんですね!
SDLX: それすごいですね!(笑)
永戸: それは本当にすごい感覚です。自分がすごく近いところに設定している限界をこえていく事をマラソンで体感していくんです。その感覚を仕事や制作に活かしてゆくんです。
小林: それはさっきのイベントに行って感じたことを自分の日常に生かすって話に通じるものがありますよね。陸上の末次選手っているじゃないですか?写真家の望月孝さんがずっと写真撮っているのですが。末次選手って実はすごく優秀な実業家でもあって、これは望月さんもおっしゃってたことなんですが、アスリートとしてすごく突き詰めていくと、それはもうアーティストなんですよね。だから、末次選手を見ているのと、Breath Markを見ているのは一緒の事だと。実際 末次選手は走って突き詰めたことをビジネスに生かしているんですよ。全部通ずるんですよね。
永戸: そうなんです。その行き来(ビジネスとスポーツまたは創作とスポーツ、勿論、他にも組み合わせは多数。)は、まったく違うことではなくて、それがシフト出来た時に自分の中で成功というか、何かつかめると思うんですね。やっぱり重要なのは自分の普段の生活に持ってかえってこれるか?ってことだと思うん ですよね。
小林: そうですよね。



永戸鉄也 トーキョーツアー2008 会場2

flat session(デジタルコラージュ展) 8/19〜9/3 SuperDeluxeにて



永戸: 今回の展示とイベントのタイトルをflat sessionとつけているのですが、自分はコンピュターを使って絵を描き始めてから初めて人に絵を見せるという発想が生まれて営業活動を始めたのです。その時にスキャナー(フラットヘッドスキャナー)を使い、自分の絵も印刷物も写真も全て取り込むことでフラットな素材データになるということにすごく驚いたんです。そしてこの取り込んで作るとい一連の作業がフラットなセッションだと感じたんですね。そこからひたすら続けた事がデジタルコラージュになったり、文字を使う事でグラフィックデザインになり、作品や素材をデータ化する事で客観的に見る視点が生まれてきた事 がアートディレクションに繋がってゆくんです。だから flat session は 色々な事柄が繋がり始まった場所なんです。
SDLX: 今回の展示、ライブ名にもなっているflat sessionって名前は永戸さんのアートディレクターとしての活動の原点であったり、とても思い入れのある名前なんですね!
永戸: そうなんですよね。元をたどると、アメリカ文化の影響を中高校生の頃に受けて、デットヘッズにあこがれて、アメリカに行き、その後ラスタファリズムに傾倒しました。でも、アメリカを出る時にドレッド引きちぎりながら自分の信念で生きて行く方法を見つけないとダメだと感じました。社会人となり自分の思い、やるべき事を成立させる事させることが出来るのか?ということを考えだし て、 (ヒッピーカルチャーであったり、ラスタファリズムのような)過去にあった形をなぞる事では足りなくなっていたのです。(自分の信念や方法論を)自分で作るか、体感しながら、発見してモノにしていくしかないと思いました。実践で きないことを頭で理解しているだけじゃダメですし、日本に戻ってきて、そう いった思いが強くなったんです。だから、( スキャンという考え方 = flat session )は僕の実践や発見の始まりの場であり、flatでムラのない精神状態を 目指すという自分自身のテーマでもあるんです。
小林: 今の話は、すごくよくわかりますね。



永戸鉄也 トーキョーツアー 2008 開催記念イベント

音と視覚表現のあいだ FLAT SESSION 8/28 SuperDeluxeにて



SDLX; 永戸さんの考えや、信念の中で「flat」っていうキーワードはとても重要なものなんですね。ところで、来る8/28 flat session@SuperDeluxeでは、ライ ブコラージュで秋山徹次さんとのセッションをみせていただけるとの事で、共演者として秋山さんを選んだのは永戸さんとの事ですが、なぜ、秋山さんを選んだ のですか?
永戸: 秋山さんはギター1本でいろんなタイプの事をやってますよね。そういう ところと、音の質感が好きなんです。
マイク: 二人とも良く知ってるんだけど、似たタイプの人だと思うんですよ。ストイックな部分も勿論あるんだけど、いろんなことを考えていて、話してみるとすごく面白いというタイプです。
SDLX: 二人とも、アーティストとしての立ち位置としては、群れずに一人で活動してるイメージがありますよね。
永戸: 秋山さんのCDをよく聞いていて制作をしていることもあり、思い入れがあって。せっかくの機会だし、一番一緒にやってみたい人に頼んでみました。
マイク: 永戸さんから、共演の話聞いたときはなるほど!って納得しました。
SDLX: 純粋にライブが楽しみなカッコイイ組み合わせですよね!他の絵/映像の 作家の方々はどんな基準で選ばれたんですか?まず、今回のflat sessionは視覚 というか、Visual担当のアーティストを先行して選ばれたということですが? KYOTAROさんにしろ、鈴木ヒラクさんにしても手描きの活動がメインのアーティ ストさんですよね?
永戸: 手描きという事で選んでるわけでは無くて、みんな音楽と近いところで活動してるじゃないですか? KYOTAROさんも一緒にBENNIE Kさんの仕事をしましたし。純粋に音楽の近くにいて、影響うけながら活動している人という基準で選びました。鈴木ヒラクさんは単純に僕が彼のライブペインティングが好きだということ、中村くんたちの音と絶対に合うと確信してます。
SDLX: ヒラクさんは永戸さんに近い世界感を感じますよね。
永戸: 近いですよね。
マイク: 楽しいメンバーがそろいましたよね。みんな普段から仲は良いけど、こういった形で共演したことないだろうし、楽しみですね。



長い時間色々なお話をお聞かせいただいてありがとうございました。最後に、小林さんは9月に迫ったSense of Wonder 2008、永戸さんは8月の19日から始まる永戸鉄也トーキョーツアー2008に向けての意気込みなど、いただけますでしょうか?



小林: Sense of Wonderはアーティストのだれがとか、どこどこの出店が一番オススメといった事ではなく、会場に来てもらって、イベント全体で是非、感じて もらいたいですね。一つの出店、一人のアーティストが仮にSense of Wonderの パズルのピースだとしたら、ベストな形を目指して、当日ギリギリまで形を変えていくと思いますので、当日どうなるのか、僕も楽しみです。今はまだ当日の形は見えていないですね。でも遠い人は北海道から遊びにいらっしゃってくれるので、責任感も感じています。自分のやりたいことと現実に求められていることのバランスもすごく大事にしたいですね。遊びに来てくださった方々をがっかりはさせられないですからね。
SDLX: 楽しみですよね!





SDLX: 永戸さんはいかがですか?
永戸: 永戸鉄也トーキョーツアー2008は、最近個展を行っていなかったので、色々と自分の中に思いもたまってきて力もついてきた所なので、ここでやりたいことを全部やって、また次のステップに進みたいですね。
マイク: 3ヶ所同時って珍しいですよね?
永戸: そうですね。自分の事を責めるのが好きなんです(笑)でも、正直なところを言うと3ヶ所でやっていればいろいろな人にちょっとずつでも見てもらう機会が増えるだろうといういうことです。今では協力してくれる人もちょっとずつ増えてきていて、色々と表現をしていけるようになってきています。もちろん全て見て欲しいと思っていますが。知らない誰かがフッとどこかのの展示を見てくれれば良い、とも思っています。3ヶ所同時開催だからといって精度が低くなってはいけないので、しっかりとしたものを披露出来るよう今動いています。
SDLX: トーキョーツアーが終わったらすぐにSense of Wonderの出演ですよね?
マイク: トーキョーツアー終わって一週間後ですからね。
小林: トーキョーツアー終わった後にギリギリで考えても良いかも知れませんね!僕もトーキョーツアーの展示を見させてもらって感じることも色々あるでしょうし。その後でベストな選択が出来れば良いですよね!
永戸: 僕もそれが良いと思ってましたね!でも、出し尽くして何も残ってなかっ たりして(笑) あと、8/24日のBLACK&GOLD vol.4もありますからね!
SDLX: 控えてますね。
永戸: だから、今は展示もSense of WonderもBLACK&GOLDもすべてひっくるめて考えていまね。今年の夏は色々な事が出来て本当に楽しいです。
マイク: 永戸さん、小林さん、お忙しい中ありがとうございました!
SDLX: ありがとうございました。



永戸鉄也 トーキョーツアー2008 会場3

Needle juice(写真展) 8/19〜9/3 PUNCTUMにて



忘れもしない昨年9月23日(日)、第一回目のSense of Wonderが山中湖きららにて開催された。思えば、初めて小林さんから大型野外フェスティバルの構想を聞いたのが2006年の暮れだったから、初めて耳にしてから10ヶ月後、その途方も無いような計画は僕のあさはかな予想をはるかにを上回る6000人もの集客を記録し、大盛況を収める形で現実のものとなった訳だ。企画の時点ではごく少数のチーム からスタートしたSense of Wonderも今では多くの人間が関わり、そして沢山の 人々の期待を背負って誰もが注目する夏のフェスティバルの一つとして認知されるまでになった。それは勿論ひとりの人間の力だけで生み出せるものでは決してないが、その輪の中心にはオーガナイザー小林宏明の情熱と行動があった事はまぎれも無い事実だ。そして、その情熱の矛先は今年、新たなるコンセプトととに Sense of Wonder2日間開催という新しい形態を実現させるべく日々突き進んでい るボクラ ハイツモマタアラタ。9月13日(日)、9月14日(月)2日間に渡って開催のSense of Wonder 2008 今年もスゴい事になりそうだ。
そして今年のSense of Wonderにも出演/メインイメージも担当していてSuperDeluxeの日常業務でもお世話になりっぱなしのアートディレクター永戸鉄也さん。インパクトと緻密さを兼ね備えた洗練されたそのデザインセンスにはいつも驚嘆させられていると同時に、その男気溢れる人間性も今回のインタビューによって、充分に感じて頂けたのではないでしょうか?僕のデザインの師匠です! (勝手な思い込みですが。。) さて、そんな素晴らしい永戸鉄也さんの世界 が、堪能出来る、永戸鉄也トーキョーツアー2008!勿論、僕も全部行きます!そして、トーキョーツアー記念ライブイベント 永戸鉄也 flat sessionが8月28日(木) SuperDeluxeにて開催されます。Sense of Wonder共々、どちらも見逃したら2度 と実現出来るものではない一度限りの夏の饗宴なので、絶対に見逃し厳禁です!そして、是非とも遊びに来て「なにか」を持って帰っていただければ最高です。
(interview & text SuperDeluxe 昆野立)



2008 8/3 up



今日のイベント

2018年04月20日 (金)

宇治野宗輝 / カール・ストーン / ギル久野+大竹寛子 / 山川冬樹 Unsound.com presents

開場 19:30 / 開演 20:00

チケット 予約2500円 / 当日3000円(ドリンク別)

予約受付終了
【出演】■ 宇治野宗輝 ■ カール・ストーン ■ ギル久野+大竹寛子 ■ 山川冬樹