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公式イベント ナイショ・ウェイブ・マニフェスト / バウンス・ハウス Sound Live Tokyo

カテゴリ: 音楽

タグ: Experimental | SLT2015 | 来日公演

開場 18:30 / 開演 19:00

料金 予約2500円 / 当日3000円

ナイショ・ウェイブ・マニフェスト
レクチャー・パフォーマンス:テーリ・テムリッツ
*Q&A、手話通訳あり

バウンス・ハウス
コンセプト:クリスティン・スン・キム
トラック提供:34423、Katsuhiro Chiba、edIT、Matt Karmil、Kyoka、Ah-Reum Lee、nanonum、NOEL-KIT、Nyolfen、Phasma、Marina Rosenfeld、hiromi sunaga、James Talambas、TOKiMONSTA
技術協力:田口音響研究所株式会社、ホワイトライト
*Q&A、手話通訳あり

チケット発売: Peatix にて発売中!

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Sound Live Tokyo 2015 Homepage

社会的可視性の強制と「少数派」、不可聴音域の排除と「社会通貨」をめぐる2つの問い

ナイショ・ウェイブ・マニフェスト解説

情報の価値はその流通経路の広さによってのみ決まるという支配的な文化のばかげた考えに大半の人々が洗脳された結果、マイナーかつ実験的なメディアの製作者ですら、露出という概念に取りつかれているようだ。 [...] その結果、私たちは、秘密の価値、秘密が持つ守護の力、そして、個人の心に響く社会的責任を育むことで人々を深くつなげるというその力を理解する文化的なすべを失ってしまった。   テーリ・テムリッツ

音楽は普遍的ではない、それを形成するのはサウンドそのものではなく、具体的な「状況」である、と断言するテーリ・テムリッツ。DJ Sprinklesとしての活動拠点であったニューヨークのミッドタウンが再開発によって「衛生化」され、その重要な「状況」が失われるのを目の当たりにした彼女は、その後川崎に移住しました。

ディープハウスが出現した背景が忘れられていく:セックスとジェンダーのアイデンティティー崩壊、トランスジェンダー娼婦、闇ホルモン剤市場、麻薬とアルコール中毒、孤独、人種差別、HIV、ACT-UP(エイズ解放連合)、トンキンズ・スクエアー公園の暴動、警察の蛮行、ゲイ・バッシング、低賃金、失業、検閲・・・すべて毎分120のテンポで。

しかしテムリッツは日本に安住の地を見出すことも、ディープハウスの「起源」の回顧にとどまることもなく、川崎とヨーロッパを行き来しながら明晰で妥協のない音楽的・批評的実践を積み上げてきました。『ナイショ・ウェイブ・マニフェスト』はその最新形態のひとつ。コンテンツの無差別なオンライン共有と「著作権」、サンプリングとサブカルチャー、LGBT運動、フェミニズムと日本における少子化「問題」などをめぐって、マイノリティがマジョリティの言語と手法を通して自己実現しプレゼンスを高めることへの一方的な期待、その背後にある社会的「可視性 (visibility)」の至上/市場価値を批判的に考察するレクチャー・パフォーマンスです。日本語上演、英訳つき。

バウンス・ハウス解説

『バウンス・ハウス』は、「社会通貨」としての音と音声言語に多角的にアプローチし、音に関する既成概念の批判と解体を試みるサウンド・アーティスト、クリスティン・スン・キムの新しいプロジェクト。人間には聴こえないと一般的に言われ、CDやメインストリームの録音再生/放送メディアには含まれていない20Hz以下の低音のみによるダンスパーティーです。

生まれたときから、私の左耳の聴力は95dB、右耳は115dBでした。人の平均的な聴力は0dBから25dBです。理屈としては、95dB以下のあらゆる音がすなわち社会の集団的リアリティを構成し、私の目の前に存在しています。   クリスティン・スン・キム
 
Hz (ヘルツ)は周波数(音の高さ)、dB(デシベル)は音圧(音量)を現す単位。「95dB以下のあらゆる音が、社会の集団的リアリティ」としてキムの目前に存在する一方、20Hz以下の音は聴者にとっての有用性に関わらず自然界に存在します。しかしエレクトロニック・ダンス・ミュージックは基本的にスピーカーで聴くもの、そして流通しているほとんどのスピーカーは、大規模なシステムであっても、20Hz以下の音の再生を真剣に考えて設計されてはいません(そもそも音源に20Hz以下の成分が含まれていないことも多いと思われます)。今回、さまざまなトラックメーカーが20Hz以下の音のみで作った(これができるのもエレクトロニック・ミュージックだけです)ダンストラックを提供、さらに田口音響研究所の技術協力を得て、能率の良い小口径平面スピーカーユニットを用いたTAGUCHI製サブウーファーを多数使用し、20Hz以下のダンストラックの明瞭な大音量再生を、それが聴こえようが聴こえまいが目指します。これは聴覚「障害者」の知覚を「健常者」が疑似体験する試みでもなければ、科学的実験でもなく、情報量と伝達効率の低さゆえに「社会通貨」として無価値とされ排除されてきた音をできる限り抽出して鳴らし、聴き、できることならその音で踊るためのダンスパーティーです。

トラック提供:
34423、Katsuhiro Chiba、edIT、Matt Karmil、Kyoka、Ah-Reum Lee、nanonum、NOEL-KIT、Nyolfen、Phasma、Marina Rosenfeld、hiromi sunaga、James Talambas、TOKiMONSTA
トラック提供アーティストプロフィール

出演者詳細:

テーリ・テムリッツ
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1968年生まれ。数々の受賞歴のあるマルチメディアプロデューサー、ライター、講演者、教育者、編曲家、DJであり、コマトンズ・レコーディングスのオーナー。作品のテーマはアイデンティティー・ポリティックス(ジェンダー、セクシュアリティー、階級、言語、民族、人種を含む)と商業メディアによる社会経済に対する批評を批判的に結びつけたものである。15以上のアルバム、数々の12インチシングルやビデオ作品をリリースしている。音楽と文化についての著述はいろいろな国で沢山の本や、学会誌、雑誌の中で発表されている。ノン・エッセンシャリスト(反本質主義者的)トランスジェンダリズムとクゥイアーに関する問題の講演者や教育者としてヨーロッパと日本のパネルディスカッションに参加している。2001年1月より神奈川県川崎市に在住。
Photo by Comatonse Recordings

クリスティン・スン・キム
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1980年生まれ。先天的ろうのサウンド・アーティスト。成長過程で、アメリカ手話と英語を習得しながら、自身と音の、そしてその「社会通貨」性との関係を意識するようになり、各言語のパラメーター、それが社会的行動と結んでいる相互関係の同定を試みるようになる。サウンド・アーティストとしての芸術的実践は、自身が音と持っている関係を社会的制限から引き離す試みとして展開している。「正しい」と一般的に認知されるような音を作ろうとするよりは、むしろ他者の声を借りながら自身の声を獲得しようとし、自分自身の知覚に基づいて音を作り出し、翻訳することを試みる。自身の知覚を合法化したいという欲求に突き動かされ、言語的権威、翻訳のプロセス、そして音に関する先入観の脱構築に関心を持ち、取り組んでいる。ベルリンとニューヨークを拠点とする
Photo by Amber Mahoney

主催:PARC – 国際舞台芸術交流センター
平成27年度文化庁国際芸術交流支援事業
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

8月29日 Peatixにて発売開始!

オフィシャルハッシュタグ

#1115SLT2015

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